:B~ コーディングスタイル 1~coding-style コーディングスタイル この章では Live システムで利用されているコーディングスタイルについて述べます。 2~ 互換性 _* Bash シェル固有の書式や記号を使わないでください。例えば配列構造の利用など _* POSIX のサブセットだけを使ってください - 例えば `foo` よりも $(foo) を使ってください。 _* 'sh -n' と 'checkbashisms' によりスクリプトをチェックできます。 _* シェルコードが全て確実に 'set -e' で動作するようにしてください。 2~ インデント _* 常にスペースよりもタブを使います。 2~ 改行 _* 通常、行は最大で80文字までです。 _* 「Linux 式」で改行します: 悪い例: code{ if foo; then bar fi }code 良い例: code{ if foo then bar fi }code _* 関数についても同様です: 悪い例: code{ Foo () { bar } }code 良い例: code{ Foo () { bar } }code 2~ 変数 _* 変数は常に大文字です。 _* live-build で利用する変数は先頭を常に #{LB_}# で始めます。 _* live-build 内部の一時変数は #{\_LB_}# で始めます。 _* live-build のローカル変数は #{\_\_LB_}# で始めます。 _* live-config 中のブートパラメータにつながる変数は #{LIVE_}# で始めます。 _* live-config 中の他の変数は全て #{_}# で始めます。 _* 変数は大括弧「{}」で囲みます。例えば #{$FOO}# ではなく #{${FOO}}# とします。 _* 空白文字の可能性を考慮し、常に引用符を使って変数を保護します: #{${FOO}}# ではなく #{"${FOO}"}# とします。 _* 一貫性を保つため、変数に値を割り当てるときは常に引用符を使います: 悪い例: code{ FOO=bar }code 良い例: code{ FOO="bar" }code _* 複数の変数を使うときは表現全体を引用符で囲みます: 悪い例: code{ if [ -f "${FOO}"/foo/"${BAR}"/bar ] then foobar fi }code 良い例: code{ if [ -f "${FOO}/foo/${BAR}/bar" ] then foobar fi }code 2~ その他 _* sed を呼び出すときは区切り文字に「#{|}#」を使います。例えば「#{sed -e 's|foo|bar|'}#」 _* 比較やテストには #{test}# コマンドを使わず、「#{[}#」や「#{]}#」を使います。例えば「#{if [ -x /bin/foo ]; ...}#」を使い、「#{if test -x /bin/foo; ...}#」は使いません。 _* #{test}# よりも #{case}# の方が読みやすく実行速度も早いため、可能な部分ではこちらを使います。 _* ユーザの環境と混ざる可能性を限定するため、関数の名前には大文字を使います。